いんかむ ~地中に埋まった男の全書目録~

~これは、地べたをはいずり、泥水すすって過ごし、今では地に埋まった男の雑記ブログである~

お題 卒業したいもの -租借位置固定化 ~おのれ、親知らず~-

↑最強の人類悪――その名は「親知らず」↑

 

今週のお題「卒業したいもの」

 

人間、お題を提示されると「やったろか!」って気になるものですね。

 

前回のお題に答えていて案外楽しかったので今回も答えていきたいです。

 

さて、卒業したいものとのことですが、これはズバリ

 

左奥歯で咀嚼すること

 

ですね。

 

私とこの世界を共にしてはや数日、容易に想像できたでしょう。

 

これなんですけどもね、もともと昔は右奥歯で咀嚼しまくってたんですよ。

 

しかし、大学時代に右奥歯に異変が。

 

ズキズキズキズキ……

 

間違いない、虫歯だ、しかも、めっちゃ奥の歯……!

 

自分の口の右奥上下には親知らずが生えていることは前から知っていたのですが、

これが突如うなりだしたのです。

 

「親知らずって?」というポカン顔をモニターに映し出しているそんなあなたにかみ砕きすぎて歯も砕けちゃうレベルで分かりやすく簡単に説明します。

 

よく、列に並びますよね。

 

その時、前の人をならって真っすぐ並べばいいものを、ちょーっとずれて並ぶ人いるじゃないですか。

 

そして、それが原因で、真っすぐな列になるところが、ちょっと歪んだ列になってしまう。

 

それなのです。その、前の人にならわずに、ちょっとずれて並びやがったその人。

 

それをそっくりそのまま、お口界隈に当てはめたら、親知らずとかいう、名前からして不届き者みたいなやつになるのです。

 

で、これがすぐおさまると思っていたのですが、どうにもおさまらない。うなるうなる。

 

ズキズキはやがてズキンズキンへと変化し、とんでもない激痛へ。

 

本当地獄でした。

 

これは本当に、比喩とかじゃなく、マジで痛みで夜眠れなかったです。

 

しかし、僕も馬鹿ではありません。

 

ただ痛みを耐えるほど僕は強くもありません。

 

口の中、遥か奥のその様子など分からない。

 

歯なんて自分で治療するなどできない。

 

だが、昔聞いたことがありました。

 

今治水という、知る人ぞ知る対虫歯の最終兵器を。

 

↑その輝きはナイチンゲールに匹敵する↑


痛みで眠れない中、すぐさまAmazonでぽちりと注文。

 

関西に住んでいたということもあって、なんと当日のうちに届かせることに成功。(確か〇〇円以上購入とかいう条件があったので、他に適当なものを合わせて買って、すぐに配達してもらいました)

 

ほどなくして、救いのピンポンが鳴り響き、飛び出すように玄関に向かい、すぐさま印鑑をポン。

 

手際よくAmazonの段ボールなのか紙袋なのかよくわからぬ袋だか箱だかを破き、その救世主たる仙薬、今治水を取り出します。

 

その日は歯医者はお休みでしたので、これを歯に塗り込み、ガーゼで歯を囲い込み、布団へGO。

 

口を閉じるなどできず、半開きで眠りこけようとします。

 

さっさと寝て、歯医者の営業日たる翌日を迎えようとします。

 

しかし、痛みが引くことはなく。

 

気休め程度の効果しかなく。

 

夢の世界へ旅立つことは決して許されず。

 

枕を涙で濡らし、 (ノД`)「ちくしょう、ちくしょう」と呟き、悶えました。

 

そして、なんとか悪夢の日々を乗り越え、営業開始とともに歯医者へと駆け込み、ようやく治療の時を迎えます。

 

駆け込んだ歯医者は凄腕の歯医者だったようで、痛みの根源たる上下の親知らずは、その日のうちにポポンとあっさりと抜けました。

 

麻酔がばっちり効いていたので、全然痛くなかったです。

 

そして、抜いた後凄腕ドクターから聞いたところ、

 

(・∀・)「いやぁ、上下の親知らずどっちも虫歯!しかも、下はほぼ真横に生えてましたよ!」

 

という、考え得る最悪なケースの一個手前ぐらいの結構最悪なケースに陥ってました。

(本当に最悪なケースは上下とも虫歯の真横の親知らずというフルハウス。今回はせいぜいツーペアぐらいでおさまりました。)

 

上の親知らずはともかく、下の親知らずはとんでもない状態だったので記念に抜けたものを持って帰ったのですがこれがまぁ、マジでヤバい。

 

もしかしたら、博物館に寄贈したり、歯医者を志す歯マイスターな方達集う大学に、研究材料としていけるんじゃないかってレベル。

 

今でも家のどこかにあるのは間違いないのですが、抜けてもなお姿を消すという不届き行為を行いやがったので、もしいつかまた捕縛したら写真撮って載せます。

 

さて、上下の親知らずが抜けてすっきりし、口の右奥がスカッとした新鮮な気持ちのまま、夕方には元気にバイト先である〇ーソンに行き、元気にレジを打ってました。

 

その日のバイトは、痛みから解放されたということもあって、バイトと言えど労働の営みに時間を拘束されているにもかかわらず、無駄に生き生きハキハキ、「最高に幸せだ!」と言わんばかりに働いておりました。

 

……で、バイト終了後、いつもの通りコンビニの廃棄を頂き、帰宅してご飯を食べようとしたのですが……

 

「ハッ!み、右奥歯で噛めない……!!」

 

と気づきます。

 

そうです、僕はそれまで右奥歯で咀嚼していた……。

 

そして、食べ物を咀嚼してくれていた歯は親知らずだったのです。

 

それがすっぽ抜けたため、いつものように口に放り込んだ食べ物を噛むということは、すなわち、親知らず君がいた位置の歯茎で噛むということ。

 

歯茎なぞ、紅色のゼリーに過ぎないのは言うまでもありません。

 

ですので、ただ食べ物を「ムニッムニッ」と包み込むだけで一向に噛めないのです。

 

ですから、急遽、反対の、左奥歯で噛むことに。

 

で、いつもと違う位置で噛もうとするとそれはもう

 

噛みにくい。

 

なんていうんでしょう、利き手じゃない方の手で文字を書くほどとは言いません。

 

せいぜい、改札にICOCAだかSUICAをかざすとき、いつも右手で持ってパッとかざしているところを、左手でわざわざ体の前に腕を出してかざしているような、なんか不慣れな感じ。

 

だから、まぁ、仕方なく左奥歯で噛むことにしました。

 

すると、人間って凄いですね、少しすれば、左奥歯で噛むのが当たり前みたいになって、全然違和感なくなるんですよ。

 

そして、それ以来今まで右奥歯で咀嚼していたのが、左奥歯で咀嚼するようになりました。

 

それから数年経って……

 

あることに気づきます。

 

写真をとった時のことです。

 

( °᷄д°)「あれ?なんか口が左の方に歪んでね???」

 

↑自画像(実際は数倍天パ)↑

なんつーか、自撮りしたらですね、口が左右対称じゃないんですよ。

 

普通、唇の真ん中のくぼみみたいなところが、鼻の中央下にあるじゃないですか、それがちょっと左にずれてる。

 

口が歪んでる人いたら申し訳ないんですが、なんか人相が悪く見える……。

 

こう、片方だけ口角上がった感じになるので、🧐「ニヤリ」と笑ってる感じで、いやらしいというか、何か企んでるように見えるというか。

 

フィクションなら間違いなく、悪役です。

 

僕が悪役になるとすると、とくにスキルもなければカリスマもなく、見た目も下の下なので、デスノートのシブタク以下の雑魚のかませになるでしょう。

 

まぁある意味、「こりゃこの顔のやつは雇いたくねぇ!就活の時、面接ことごとく落ちたのはこれにちげぇねぇ!!」と思って、名だたる大企業にイラネッな扱いを受けたトラウマが和らいだりしました。

 

が、まぁ、直さずにはいられない。

 

もしかしたら磨けば光る可能性もゼロではない下の下の僕の顔。

 

多分下の中ぐらいはいけるはず……そういう思い上がりもなくはないのです。

 

そして、そのランクアップにはこの口の歪みの修正は必要なこと、そうに違いない……。

 

ライチュウに進化するのに、かみなりの石が必要なことぐらい、必須なことだ……!

 

ということで、試しにぐい~っと口を思いきり歪んでる方とは逆の右側に寄せてみました。

 

↑口をすぼめてグイーッっと↑



するとどうでしょう。

 

バランスが取れたのです。

 

↑これには思わず、笑みもこぼれる↑

 

よく、本のページをやんわりと折り曲げちゃうことありますよね?

 

そういう時、一度は負った方向とは逆の方向に同じようにやんわりと折って真っすぐにしようと思ったことないですか?

 

ズバリ、それと同じ考えです。

 

-1になったならば、+1をする。

 

そうすれば、0になり、いい感じになる……。

 

幼き日に学んだ、算数理論がここで活かされ、こうした理論に基づいて行ったことが、見事的中。

 

「よかった、これでどんどこさんの口元は、漢字のイチ、もしくは伸ばし棒、もしくはダッシュのように、地平線のように真っすぐになったのですね!」

 

「お手本の福笑いのように整った顔になったのですね!」

 

……と思いきや、そうは問屋が卸さない。

 

人間の深層心理、癖と言う者は厄介なものです。

 

癖だけに曲者です。(ウマイッ!)

 

というのも、ご飯を食べるとですね、癖で左奥歯で咀嚼してしまうんです。

 

デフォが左奥歯でカミカミなのです。

 

なので、すぐにまた、口が左側に傾くにように寄ってしまい、元通り。

 

意識しなければ、すぐに口が歪んでしまうのです。

 

ということで、僕はこの、左奥歯で咀嚼するということを、卒業したくあります。

 

方法は分かってるんで、あとはそれをどう癖にしていくか。

 

これはもはや努力しかないので、遅ればせながら、今年の目標とさせていただきましょう。

 

…が、ふと思ったことが一つ。

 

右奥歯で噛むようにすると、またそれが当然のこととなり、今度は右側に口が歪むのでは……?

 

恐らくですが、親知らずによって口の形の均衡がとれていたのが、親知らずが亡くなったせいで、均衡が崩れてしまった。

 

釣り合っていた天秤の左側の皿が、少し欠けてしまったがために、左肩上がりな状態がデフォになってしまったような状態だと思うんです。

 

であるならば、意識して常に右側の奥歯で噛み続け、右側の筋肉を鍛え、右側の口元を引き上げ、なんとか補正する……。

 

しかし、そうしていると、左側の口の筋肉が衰え、今度は口が向かって右肩上がりに。

 

なので、今度は左側を……そしてまた右側を……とやって、釣り合いが撮れたところで、交互に咀嚼をするという器用なことをする。

 

そしてそれを習慣化することで、ようやく😐という顔になれるのです。

 

まぁ、つまりは、その第一歩として、とりあえず、左奥歯でばかり咀嚼するくせをなくそうってことをしたいのです。

 

だけど、この、一度「こうしよう!」と思ったことを瞬間で忘れてしまう鳥頭である自分には非常に高い壁……ウォールマリアのごとく、いや、地ならしの巨人のごとく高い、高い……。

 

なんだか、結局そんな単純なことが書きたいのに無駄に長くなって日本昔話の竜並みに長いのでここらで終わります。

 

皆さんも、左奥歯か右奥歯の一方でばかり咀嚼している場合は、気を付けてください。

 

多分、口が歪んでいて、アンシンメントリーになっちゃってます。

 

聞いた話では、世にいうイケメンや美人は顔のバランスが整ってるらしいです。

 

バランスが良ければよいほど、モテモテのモテらしいのです。

 

言われてみれば芸能界でブイブイ、雑誌モデルとしてソレソレな人はなんだか顔の半分を鏡映しにしてるかのように整っておりますね。

 

ですので、顔をシンメトリーにすることこそ、お肌があーの、顔のパーツがどーの、痩せるがいーのを差し置いて、モテモテのモッチモチになる、一番の道なのかもしれません。

 

地味にこのライフハック?というか、気づきというか、この人間社会において大事で、もしかすると、真実かもしれない、この顔の印象を変える豆知識は、なかなか紹介されてないと思います。

 

是非、意識して、顔をシンメトリーに……できるならしてみましょう!

 

さあ、これで、君も吉沢亮、ないし、橋本環奈ダッ!!!